先日、お友達のK子さんとタロット練習をしていました。
その日のお題は「タックスリターンを早く終わらせるべきか?」
というものでした。
タックスリターンとは日本で言うと「確定申告」みたいなものです。
日本では3月いっぱいまでにしなくてはいけませんが、
K子さんが住んでいるオーストラリアは6月末が期限です。
K子さん「やらなきゃいけないんだけど、わかってるんだけど、なかなか進まなくてね。
早く終わらせるためにも、ちょっと背中を押してほしい。」
タロット結果
早速タロットカードの5枚引きをしてみました。
ざっと見て、出ていたカードは結構厳しいカードでした。
キーポイントとなったのが
解決方法に出ていた「ソードの8」と
総合的に見た結果に出ていた
「タワー」でした。
タックスリターンについて話していくうちに
K子さんから、ぽろぽろと出てきた言葉
「頑張って収入を少し上げて、
ちょっと楽になった気がしていたけど、
その分税金が多くとられるから、
結局手元にはあまり残らない・・・
という現実を見たくないのかな?」
ソードの8
これまさに「ソードの8」にあらわしている事柄でした。
このカードは「8本のソードに囲まれている女性が目隠しをされて
両腕を縛られている」絵がかかれています。
でもよく見ると手足を縛られているひもは緩んでいて
少し身をよじれば簡単にほどけそう
このカードがあらわすことは
「生涯に見える事、制限に思える事、妨げ、方向性がわからない」
でも手がほどければ目隠しも外せるし、状況もわかるよね。
やっぱり、きちんと現実を見ることが大切なのかな。
タワー(塔)
「タワー」のカードが示すキーワードは「現状突破」「破壊と再生」「解放」「変化や変容を受け入れる」
パッと見、やっぱりちょっとショッキングなカードに見えますよね。
雷落ちてるし、タワーから火が上がって、
火の子も散ってるし、
人が二人も落ちてるし・・・・。
私の人生どうなっちゃうの~~~!
と心配になっちゃいますよね。
カードに記されている
「雷」は自然からのひらめき
「火の粉」神の啓示
「落ちる二人」は急展開がやってきて受け入れざる負えない状況
をそれぞれ表しています。
総合的の結果のカードがこれですから、
やっぱり変容を受け入れざる負えない状況に来ていると感じました。
知らず知らずに作った、ブロック、枠がある事に気が付き
それを受け入れ、手放していくことで変容が起こってくる感じ。
時として、向き合うのはつらいけど、これを見ぬふりして
見過ごしてしまうと、同じような経験がまたやってきます。
凝り固まった枠を外し自分を解放しましょう。
とアドバイスと一緒にこんな話もしました。
扶養家族を抜けた話
私は去年の12月まで旦那の扶養に入っていました。
私は3つのパートを掛け持ちしていて、自分で毎年確定申告をしています。
旦那の会社では毎年年末になると「配偶者の収入」を調べるので
各パートからでた給料明細を集計して提出します。
扶養家族が年収130万を超えると扶養を外れなくてはならないという
ルール、今始まったわけではないのですが
去年からニュースでも話題になりました。
その原因は物価上昇により、給料も上がり、収入も増えたけど
この130万円の限度額は引き上げられずそのまま。
だから、壁を超えないように勤務時間を減らす人が続出し、
結果的に人手不足で悩んでいるとの話題でした。
私も例にもれず、物価上昇により、給料も少しですが上がり、
当然130万の壁を軽く飛び越え、扶養を外れることになったのです。
それまで、パート先の店長も130万超えないように考えてくれたり
ちょっとならやりくりできるよ~相談してね、と言ってくれていたのですが
もう、そんなやりくりでは収まらないくらいの額が増えていたので
外れることは確実だったわけですが、やっぱり腑に落ちなかったのです。
外れたら年金も保険も自分で払わないとな~。
扶養外れたら負担大きいなあ。
それを差し引いたら扶養外れる意味あるのかな?
だからといって、パート時間数を減らす?
そんなんでやっていける?
こんなモヤモヤと不安と葛藤が次々に押し寄せてきました。
さんざんもやもやして、ある時、覚悟を決めました。
扶養は卒業!
もうさ、年金も保険も、税金も
「はいはい!払いますよ。それくらい全然払いますよ!」
くらいまで私は稼ぐ!
「扶養」は私にとって私を縛る「枠」
これで130万の壁を気にせず、これからはガンガン仕事できる!
と考えをシフトしたのです。
K子さんにも同じ状況が当てはまるんじゃないかな?
税金払うくらいなら仕事セーブしようかなって
自分で枠を作ってるんだよね。
でもさ、稼げるんだったら、税金の事も気にせずにガンガン稼いでいいんだと思うよ。
税金があるから、自分や家族や困っている人が恩恵を受けられるんだよね。
それは循環だと思うし、税金を払う時にどういう気持ちで払うかも大切だよね。
払わなきゃいけない税金なら
「どうぞ!どうぞ!持って行ってください。私稼いでるから全然大丈夫です~!
私に任せて~!」くらいの気持ちで払った方が気持ちいいかなとおもったんだよね。
税金という枠を今こそはずし、その先へ行くチャンスともいえるよね。
テーマカードはタワー
私達はお互いにタロットを引きあって、
出たカードから「今週のテーマカード」を決めて
それを携帯の待ち受けにして過ごすということを
しているのですが、
この時のK子さんのテーマカードはもちろん「タワー」でした。
K子さんははじめ
「え~!タワーが待ち受けってきつくない?
今週ずっと、これ見て過ごすわけでしょ?
ぅ~~~~。」と言いながらしぶしぶ待ち受けにしてました。((笑))
後日、K子さんからのフィードバックが届きました。
「かやん恐るべし!
やっぱりタックスリターンは魔物だった。
今ではタワーがぴったりだ・・・・。」と。
K子さん曰く
タックスリターンに取り掛かりをきっかけにパンドラの箱を開けた気がしたそうです。
「根拠のない不安が押し寄せる中、タックスの支払い以上に
もう現実を見たくないと先延ばしにしてたんだということがわかった。
先はもう読めないじゃん。
そしたら、今できることは一つ
今はそれをやる!
考えてもしょうがない!
もう逃げない!
でも、現実を見せつけられて、タワーから落ちたわ。」
「かやんが扶養家族を出て自主的に稼ぐ準備をしている話を聞いて
私もここで止まらずに先を目指せともっと先を目指せと言われている気がした。
そのためにはやっぱり、現実を見てタワーから飛び降りる覚悟が必要だったのよね!
おかげでタワーのカードが怖くなくなったわ。」
その後に
「無事にタックスリターン書類提出しました」と連絡もくれました。
まとめ
タワーのようなちょっと暗めなカードが出ると
タロットを習っていてもやっぱりちょっとビビってしまうんです。
ひるんでしまうんですね。
でも、今回K子さんは身をもって「タワー」のガードの奥深さを経験したのです。
そして、ちゃんと自分と向き合い、現状を見て覚悟を決めたのでした。
自分の枠、思い込み、思い癖を取っ払い自由になったらあとは思いのままですよね。
自分を縛り付けているのはいつも自分ですから。
その呪縛を解くのも自分ですよ。
タロットカードでその呪縛を解くお手伝いが出来てよかったなと思いました。
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